名字の数の調査方法
名字の調査方法はランキングの数だけありますが、日本の全世帯を調査したものではなく、サンプル調査です。
調査方法には全数調査とサンプル調査がありまして、国勢調査は全数調査です。
サンプル調査とは世論調査や視聴率調査のように、なんらかのサンプルデータを集計し数値化するものです。
名字調査では苗字の数え方でそのデータは変わります。
読みではにごる、にごらないで別にかぞえるのか。例としてはヤマサキ、ヤマザキ
漢字では斉藤、齊藤、斎藤、齋藤を別にかぞえるのか。
資料の段階でカタカナであったり、読みが考慮されていないので東さんはヒガシさんとアズマさんの合算で
集計している調査もあります。
それぞれの調査では取得できるデータに制約がありますが、いろいろ工夫して集計されました。
また、名字の地域的な偏りをどう処理するのかという難しい問題があります(ひとつの県や地域に偏って多い場合)。
初の名字ランキング 佐久間ランキング
昭和39年に第一報が発表された、大規模ランキングとしては日本初のものです。
医学博士の佐久間 英氏が家族の方と7年以上の時間をかけてしらべあげたものです。
名字はよく使われる漢字に統一されています。斎藤さんも齊藤さんも斉藤さんになります。
全国の教職員名簿(35万人)を基礎に全国の電話番号簿や職員録(大蔵省刊)を参考にして作成されました。
調査の詳細はよくわかりませんが、鈴木さんが一位なのはこのランキングだけなのと、調査データが少なすぎる
こと、それと関東地方に偏りがあるのではと指摘されています。
第一生命ランキング
第一生命広報部が1987年に発行した「日本全国苗字と名前おもしろBOOK」(恒友出版刊)に掲載されたランキングです。
第一生命の1986年3月末の契約者の苗字と名前をコンピュータ集計したものです。
全国の大姓ベスト200とその千人比、都道府県別の大姓ベスト20とその千人比があげられている。
ランダムかつ1100万人というデータ数はすごいものですが、残念なのは使用したコンピュータのデータがカタカナであったことです。
つまり「山本と山元」、「阿部と安倍」が同じという扱いになっていることです。
名前の集計もあり、その当時のはやりの名前がわかります。
日本ユニバックランキング
苗字研究の第一人者の丹羽基二氏監修の「氏姓を知る解明講座」(東洋文化学院刊)のテキストに480位まで掲載されたランキングです。
もととなるのは昭和53(1978)年発刊の「日本の苗字」(日本ユニバック兜メ 丹羽基二監修 日本経済新聞社)で
日本ユニバック(現 日本ユニシス株式会社)が初めてコンピュータによる漢字処理により、収集した苗字を印字したもの
がそのまま本として出版された「表記編」と「表音編」の2冊の本からなるものです。
その基となる資料は、野村廣、篠崎晃雄、森本和秀の諸氏、第百生命保険、東邦生命保険の2社の協力で、丹羽基二氏が監修したもの。
昭和47年4月から50年3月までの収集で、件数は1つの読みを1件として計 110,867件(うち沖縄分 3,343件)とかなりの数です。
15位以降が佐久間ランキングとまったく同じですす。
現在のランキング集計は
現在は技術の進歩で電話帳ソフトCDが出版されていて、それを元に集計しています。
三千万件以上のサンプルデータに基づき,データとしては十分です。
問題点としては、芸名で記載されているケースとか中国、韓国など漢字圏の名字が
区別できないことがあげられます。
また神戸新聞社が実施した五百人意識調査(2001/11/04)の結果では電話帳掲載率は64%とのこと、
若い層ほど拒否率が高いというデータがあります。
電話帳ソフトCDには日本ソフト販売の「写録宝夢巣」「電子電話帳」などあります。
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